医科同窓会紹介

  • ホーム
  • 医科同窓会紹介(理事長挨拶)

ご挨拶

令和6年(2024年)10月1日、当会の名称が「一般社団法人 東京医科歯科大学医科同窓会」から、「一般社団法人 東京科学大学医科同窓会」に変更されました。これは、同日に、東京医科歯科大学と東京工業大学が統合され、東京科学大学が発足したことに呼応した変更です。

当会は、昭和38年(1963年)に、東京医科歯科大学全体の同窓会であった「お茶の水会」から分離独立して、「お茶の水会医科同窓会」として発足しました。そして、同窓会館(お茶の水医学会館)建設を契機に会を法人化し、平成26年(2014年)に会の名称を「一般社団法人 東京医科歯科大学医科同窓会」に変更しました。今回の大学統合によって、残念ながら東京医科歯科大学の名称は今後「旧」を冠して表記されることはあるものの、現役では使われなくなります。令和6年9月30日時点での当会の会員は、全員が東京医科歯科大学の卒業生あるいは在籍者ですが、令和6年10月1日からは、東京科学大学の入学者や在籍者が入会して来ることとなり、東京医科歯科大学の名称を継続することは、最早不可能です。それゆえ、今回の名称変更をすることとなりました。

一方、「お茶の水会」ですが、東京医科歯科大学の6同窓会の連合体として設置されて来ましたが、事業としては、退職教授歓送会を実施することが主な活動で、これまで表に出ることはほとんどありませんでした。しかし、今回の大学統合が状況を一変させることになりました。大学統合に合わせて、新大学の同窓会をどうするかが双方の同窓会で問題となりました。東京工業大学には、名称が「蔵前工業会」の120年の歴史をもつ同窓会が存在しますが、この同窓会は各学部や各学科の同窓会ではなく、大学全体の、同窓生が各個人で直接加入する同窓会です。従って、同窓会統合を協議する際には、東京工業大学側では蔵前工業会一つが当事者となって済みますが、東京医科歯科大学側では、その窓口が有りません。そこで、いわば休眠状態であったお茶の水会に東京医科歯科大学側の同窓会を代表する執行機関としての役割を付与することが決まり、蔵前工業会との協議の当事者とすることになりました。

将来的には統合された東京科学大学同窓会ができることが理想ですが、どのような経過を経て、いつ頃に、どのような形態でということについては、現在全くの未知数であり、今後、精力的な協議が進められてゆくものと思われます。一方、東京工業大学には、全学の同窓会である蔵前工業会とは別に、各学科等毎に、約20の同窓会が存在しております。各学科毎に学問の専門性があることを考えれば、これも当然のことのように思われます。今後、当会としては、東京科学大学同窓会発足に向けて、関係諸団体と協力しながら尽力する一方で、これまでの医学部医学科の同窓会としての活動内容を堅持し、新大学においてさらに発展するべく活動を強化して参る所存であります。今後とも、ご支援ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。

林 洋(医26・昭53卒)