医科同窓会紹介

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新年のご挨拶

明けましておめでとうございます。今年こそ良い年になってもらいたいと思います。コロナ禍は収束しておりませんが、徐々に社会活動は元に戻りつつあります。医療従事者としてはまだ心配なところはたくさんありますが、見かけ上は戻りつつあります。観光地も賑わうようになっています。

昨年は、東京工業大学と母校の統合が両大学学長により決定されました。報道で知り、驚かれた同窓会員もおられたと思います。田中学長から本会報でご説明があるかと思います。1法人1大学とのことで大学名が変ることになります。長くなく、TMDUと東京工業大学がわかる名称にしなければなりません。つい先ごろ公募のアナウンスがありました。名称が気になるところではありますが、その他にも教育、研究、病院に関しても気になります。細部は学長を始め、各担当理事が全学説明会で、抱負を述べておられましたので徐々に決めてゆくことになるでしょう。われわれ卒業生としては大きな期待をもって見守ることになると思います。

このところ日本の国立大学を取り巻く環境は厳しいものがあります。本来高等教育には大きな予算が付くべきとは思いますが、わが国の現実はそうではありません。以前は大学の教員を年1名ずつ減員ということであったものが、最近では運営費交付金を年1%ずつ削減するということになり、結果的に日本全国の大学の研究費や運営費は減少しています。大学の学長や執行部のたいへんさはよくわかります。わが母校は今年には指定国立大学法人となり、将来的には国際卓越研究大学にも応募しなければ研究をやっていけなくなるかも知れません。ただ、国際卓越研究大学に選ばれてもその後もたいへんなハードルを乗り越える必要が出てきます。しかし、この国際卓越研究大学に選ばれなければ、おそらく研究費や運営費に関してとてつもなく厳しいことになると予想されます。日本の国立大学法人は昔のように親方日の丸といったようにはいかなくなっています。

今は、政府も企業も背に腹は代えられないため、ウイズコロナの状況でやっていかざるを得なくなっていますが、われわれ医療従事者としては本当に困ってしまいます。行動制限をしなければコロナ感染症は猛威を振るうことになるのですが、我慢はいつまでということが言えないからです。恐らく政府の感染症対策委員会の委員達も二律背反の状況に陥っているものと思います。他方、中国共産党がゼロコロナでやっていかざるを得ないのも理解できます。自国で発生した感染症に対する方針としては多分中国共産党も選択肢は限られているのでしょう。しかし、経済状況もありますので、いずれ変化するかもしれません。また、わが国ではいずれ増税も待っているようですから、楽しいことを考えないとやっていけません。われわれ医療従事者としては、学問的興味や治療法の進歩、あるいは患者さんの喜ぶ顔でしょうか。
コロナ禍においてはZoomなどを用いたオンラインという形がとられていましたが、徐々にWebと同時に現地開催が行われるようになってきました。全国各地で行われる学会の懇親会も以前と違う形で行われるようになりました。地方を訪れる楽しみもありますが、当面感染には注意が必要です。

昨年も述べましたが、日本の気象庁や気象予報士も解釈するだけでなく、災害をなくすような研究をしてもらいたいものです。これは、地球温暖化にも繋がることでもあり、それに抗するような研究、つまり気象を変える対策もとれるような研究をぜひ行っていただきたいと思います。これは特に日本のように災害が毎年起こり、そして科学技術の進んだわが国が行わずしてどの国が行うのでしょうか。科学立国で頑張ってほしいものです。

最後になりますが、皆様のお役に立つべく一同頑張りますので、医科同窓会にますますのご支援をお願い申し上げます。会員のご健勝とご活躍を切に願っております。

大野喜久郎(医19・昭46卒)