同窓会活動のご案内

支部会ご案内

開催日時 2025年9月27日(土)
会場 大阪ガーデンパレス
所属 関西ブロック
報告者 進藤勝久(医14・昭41卒)

 2025年9月27日に大阪ガーデンパレスで標記同総会が開催された。関西2府5県の会員数145名ながら集まったのは1割に満たず、その大半は高齢者で、Science Tokyo第1期生は1名のみであった。安保闘争の歴史的話から最近のメディアに登場する母校の医歯統合新病院秘話に至る耳新しい話を聞くには、予算1/3を費やす酒量が必要であった。東工大同窓会との交流にも関心が寄せられたが、次期尚早なのであろうか。
 医科歯科大の名前が関西でもやっと通じるようになった矢先に、科学大なる新語が出てきて、再度、迷路の中で暮らすことになった同窓生にとっては、やりきれない思いもあろうが、すでに孤軍奮闘してきた者にとっては、出身名称など重要ではない。それよりも、国立5医学部で包括連携協定「Alliance5」が始まり、Science Tokyoのような単科大学同士合併に対抗した存在として、今後の発展ぶりが注目される関西ではある。前者は医療研究ネットワークで、各大学の強みや地域特性を生かして臨床データや解析技術を共有できる全国規模の研究基盤を構築し、「総合医科大学」に近い体制を形成する。高齢化が進む地域の医学部が手を組むことで、難治性疾患、希少疾患といった加齢関連疾患の研究の推進を目的とするようだ。
 科学大となって初めての関西同窓会では、医科歯科時代の思い出よりも、Science Tokyoに期待するもの、自分ならどのように貢献できるか各自の想いを語りたいところであったが、酩酊前に記念撮影をするべく、中断せざるをえなかった。関西での仕事探しや関西人への母校斡旋、個人献金ぐらいは貢献できるのではないかということであった。それには、関西からScience Tokyoの情報に関心を持ち、応援し続けることの重要性を再認識しあった。阪大や京大の大学院に来て新たな道を開拓する同窓生がいることは頼もしい。今後、科学の中の医学や科学者の医学への貢献など、前述のAlliances5とは桁違いの異質の新分野が発展していくことや海外機関との国際的研究に期待しながら、新しい母校の門出を祝福する次第である。事務方には、コロナ時代にしていただいたように、病院をはじめ付属機関が飛びぬけて一般社会に貢献していることが明らかな事実の広報につとめていただきたいものだ。
 来年は6月下旬の土曜日に京都駅近くのホテルで、京都大学の中山健夫教授が世話をしてくれることになった。本部から同窓会理事長を呼べるような体制にしたいものだ。

参加者

上段左より:川田 暁(医27)野村 朗(医26)川本誠一(医27)牧 淳彦(医27)
中段左より:堀田凱世(医73)西村利朗(医27)石田博(医30)中山健夫(医35)菅尾英木(医26)
下段左より:乾 賢一(昭44)、中川 洵(医19)、進藤勝久(医14)、三戸康義(医23)

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開催日時 2025年7月31日(木)
会場 東上線大山駅近隣「Wine Bar」
所属 板橋支部会
報告者 中川哲郎(医32・昭59卒)

 7月31日(木)に東上線大山駅近くのWine Barで、納涼会が久しぶりに行われましたので、報告いたします。板橋支部の来歴について、新参者の私は詳しくないのですが、昭和30年卒の鈴木啓央先生が中心となって、銘酒を楽しみながら親睦を深める歯科と合同の新年会、医科だけの納涼会の年二回の集まりを永年大事に育て、続けてきておりました。
 その生みの親と言うべき鈴木先生が、6月30日にお亡くなりになるという悲報に接し、先生への哀悼と感謝の念を胸に刻んでの乾杯となりました。私のうっかりで、集合写真がなくて申し訳ありませんが、参加者は卆年順に、水谷智彦(昭44)、山口武兼(昭50)、野村周三(昭54)、難波研一(昭54)、吉岡慶子(昭54)、安藤昌之(弘前大・昭56)、蒔田道司(昭58)、中川哲郎(昭59)、畑 明宏(昭63)、藤ヶ﨑浩人(信州大・平元)、飯田 聡(平2)、山本貴嗣(平5)、東海林 裕(山梨大・平8)、百瀬俊也(平12)の14人です。
 コロナ禍などでしばらく中断している間に、他にもベテランの引退がありました。出身校に拠らず、医科歯科に少しでも関係があって愛着を持っていて板橋区に何かしら関係がある方には、広くお声をかけて集まるという伝統は守り、若い先生方に何とか継承していきたいと思います。診療上の情報交換、近況報告、趣味の紹介、大学時代の思い出話、等々あっという間の楽しい2時間で、さらなる発展を約束してお開きとなりました。   

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開催日時 2025年6月28日(土)
会場 L’AUBE kasumigaura
所属 茨城県支部会
報告者 神山隆治(医47・平11卒)

 令和7年6月28日(土)午後5時から茨城県支部会第41回総会を土浦駅近くのL’AUBE kasumigauraにて行いまいした。今年は医科の単独開催となり、その後に講演会・懇談会を行いました。医科同窓会理事長の林 洋先生にもご臨席を賜りました。
 講演会では、総合病院土浦協同病院脳神経外科部長の廣田 晋先生より「脳卒中急性期治療の最前線」とう演題でご講演いただきました。先ずは脳卒中の病態、治療の進歩について述べられましたが、新薬や新規デバイスが登場して熟成した10年間であったことが印象的でした。しかしながらその成果と全体での治療成績向上のリンクは強くなく、成果が社会に広く実装されるためには急性期医療体制のさらなる整備が期待されることを強調されて講演をまとめられました。土浦協同病院は、筑波大学病院とともに茨城県のPSCコア施設6病院の一つであり、東京科学大学医科同窓会のメンバーが茨城県の救急医療体制を支えていることを一同改めて実感しました。質問がなかなか途絶えませんでしたが、講演会の後には集合写真を撮影しました。普段は結婚式場ということもありプロの写真担当者に撮っていただきましたので、諸先生方も少し澄ましたお顔つきとなりましたが、撮影の合間は終始賑やかでした。
 懇親会では、立食形式で行われ、楽しく昔話に花が咲きました。今年は残念ながら出席者が少なかったこともありますが、各々が近況について前でスピーチされ、交流を深めることができました。卒後何年たっても医科歯科同窓生の絆の強さを感じました。部活の先輩後輩、病院のオーベンネーベンなど茨城県で活動している先生方の繋がりを改めて確認することができました。新しく東京科学大学となったこともあり、今後茨城県で活躍されている若い先生方がもっと参加できる同窓会にしていければと皆で話しながら散会となりました。来年の総会には多くの先生方のご参加のほどをよろしくお願いいたします。

参加者

後列左より:渡辺 章充(平1)山本 信二(平3) 

中列左より:奥野哲男(昭62)黒井 信(昭48) 広岡一信(昭60)岩本 均(昭49) 
神山隆治(平11)城賀本満登(昭52)

前列左より:飯泉 智弘(昭47)長澤 俊郎(昭44)林 洋(昭53)宮本 二郎(昭50) 
川井 紘一(昭43)廣田 晋(平14)須磨崎 亮(昭52)

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開催日時 2025年8月1日(金)
会場 三島市広小路の割烹「登喜和」
所属 静岡県東部医科・歯科合同同窓会
報告者 竹中俊介(医54・平18)

 厳しい暑さが続く令和7年8月1日(金)、三島市広小路の割烹「登喜和」にて、恒例の静岡県東部医 科・歯科合同同窓会(納涼会)が開催されました。 昨年、母校が東京医科歯科大学から「東京科学大学」へと名称変更されたことを受け、今年度の納 涼会は特別な意味を持つ会となりました。今回は、本年5月の定時社員総会におきまして理事長に 再任された林洋先生が、三島総合病院での勤務経験というご縁もあり、多忙な中、特別に静岡まで お越しくださいました。林理事長をはじめ、医科、歯科、看護学科から多くの先生方にご参加いただき、盛会のうちに執り行うことができました。 会は和やかな雰囲気の中、参加者一人ひとりの近況報告から始まりました。それぞれの分野でのご活躍の様子や、プライベートでの出来事など、話題は尽きることがなく、世代を超えて旧交を温める 貴重な時間となりました。 特に、医科同窓会理事長に再任された林 洋先生からは、力強いご挨拶を賜りました。大学統合という歴史的な転換期を「チーム林」として一丸となって乗り越えてこられたこと、そして新しい「東京科学大学」の同窓会が、単なる親睦団体としてだけでなく、医師の職能団体としての役割も担う重要な存在であることなどが語られました。
 また、国際卓越研究大学を目指す母校のビジョンや、東京工業大学の同窓会「蔵前工業会」との連携の重要性についても詳細なご説明があり、同窓会の新たなステージへの期待が共有されました。さらに、吉永治彦先生からは、この度の大学統合を受け、東京科学大学同窓会静岡支部の再結成に向けた力強い呼びかけがありました。静岡県における同窓会活動を再活性化させ、会員相互の連 携を密にし、母校の発展に寄与していくことの重要性が強調され、参加者一同、母校の新たな門出と今後の発展に向けて、決意を新たにする機会となりました。 末筆ではございますが、ご多忙の中ご参加いただきました皆様に心より御礼申し上げます。また次回の新年会で、元気にお会いできることを楽しみにしております。

参加者

後列左より
篠原聖智(昭63)、白石雅恵(看護学科)、江原 洋(昭52)、辻林 隆(昭55)、松山嘉彦(平14)、望月雅敏(学・昭60)、鈴木郁夫(学・昭49)、竹中俊介(平18)、眞田克也(平3)

前列左より
平出源和(昭49)、吉永治彦(平3)、山内紘通(昭44)、林 洋(昭53)、平賀聖悟(昭43)、大藤幸司(学・昭41)、小野 毅(学・昭45)

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開催日時 2025年6月7日(土)
会場 横浜崎陽軒本店
所属 神奈川支部会
報告者 藤田幸子 (医40・平4卒)

 2025年6月7日(土)午後6時から横浜の崎陽軒本店で、医科同窓会神奈川県支部の春季例会が開催されました。参加者は、歯科同窓会からの2名のゲストを含め、27名でした。嬉しいことに今回は初参加が6名おられましたので、これからの広がりに大いに期待したいところです。
 定刻には全員が着席しており、(今までになかったことです・・)庶務の入岡 隆先生(医44)の司会のもとに、会が始まりました。斉藤信義支部長(医23)のご挨拶では、茨城県支部で立派な支部会報が発行されていることが紹介され、神奈川県支部でも検討してはというご提案がありました。
 恒例のミニレクチャーでは、横須賀共済病院 化学療法科部長の坂下博之先生(医40)が、最近の癌ゲノム療法について、お話しくださいました。癌の標準治療が終了または終了見込みの患者にも、(いろいろと厳しい条件はありますが)遺伝子検査によって新たな治療の選択肢を提示できるかもしれないという内容で、これからさらに研究が進んでいくことが期待されます。
 続いて前支部長の桑名信匡先生(医17)のご発声で乾杯し、和やかな歓談タイムとなりました。近況報告では、開業の先生、勤務医の先生、病院長の先生、それぞれの立場から、いろいろなお話がありました。中でも、今回神奈川県支部会員として参加してくださっている林 洋同窓会長(医26)と、宮崎泰成呼吸器内科教授(医38)からは、同窓会の状況や、現在の大学の様子などをお聞きすることができました。ありがとうございました。
 最後は、恒例の、内田千代子先生(医33)による、ますます磨きがかかったフラメンコを鑑賞し、お開きになりました。次回の例会は、今年の11~12月頃に開催される予定です。新しい参加者がさらに増えますことを祈念しております。

参加者

後列左より:駒井好信(医49)、田嶋博雄(医40)、坂下博之(医40)、長島梧郎(医33)、山本晃(医34)、石田孝雄(医28)、宮崎泰成(医38)、藤川太郎(医51)

中列左より:入岡 隆(医44)、藤田幸子(医40)、桜沢俊秋(医40)、桃原祥人(医40)、大川 淳(医30)、副島一樹(医64)、寺田典生(医32)、若林良明(医40)、小泉和彦(医36)

前列左より:鈴木龍太(医25)、上田由利子(学26)、中村昌人(学21)、桑名信匡(医17)、斉藤信義(医23)、林 洋(医26)、冨田公夫(医21)、山田通喜(医5)、遠藤恭子(医15)、内田千代子(医33)

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開催日時 2025年3月15日(土)
会場 大宮ソニックシティ「会議室」
所属 埼玉県支部会
報告者 鮫島弘武(医36・昭63卒)

 令和7年3月15日(土)、昨年3月2日に次いで医科同窓会が歯科同窓会からも2名の先生をお招きして開催された。大宮ソニックシティの会議室で3演題の講演会が埼玉県支部会長林 承弘先生(医24)の挨拶で始まり、講演1は座長を東科大医科同窓会診療所部会会長の清松瑤一郎先生(医28)がされ、「歯科同窓会について」ナカムラ歯科院長東科大歯科同窓会会長中村勝文先生でした。歯科同窓会の歯学科学生、同窓生への支援について具体的なお話があり「母校愛を具現化する歯科同窓会」で活動されているとのことだった。講演2は、仁愛医院院長の竹中健智先生(医55)が座長を務められ、東科大膠原病・リウマチ内科教授 保田晋助先生の「最近のリウマチ治療について」だった。最近の患者の傾向、滑膜線維芽細胞の重要性が再認識されているとの内容であった。講演3は林 承弘先生が座長を務められ、東京有明医療大学学長、東科大医科同窓会理事長林 洋先生(医26)から「東京科学大学と蔵前工業大学について」お話しだった。Misson(Science Tokyoの存在意義) とCore values(Science Tokyoの信念・行動指針)について、東科大の同窓会については旧医科歯科大の6同窓会をお茶の水会が束ね、蔵前工業会に対する窓口になるなどないようだった。また、最後に田澤俊明先生(医26)の閉会あいさつで講演会は終了した。
 懇親会は場所を移して大宮駅西口近くの東天紅であった。中華料理のビュッフェ形式で、埼玉県医師会副会長広澤信作先生(医24)の乾杯で始まり、若い先生から順に各自近況報告などのご挨拶があった。元大学病院長坂本 徹先生(医19)からは院長時代の大学での超VIPとの心の通じ合った逸話などいただいた。長谷川 誠先生(医13)からは80歳を過ぎ具合の悪い時に頼りになるのは同門の先生であるとお話だった。中締めは、渡辺歯科矯正埼玉県歯科同窓会長の渡辺隆志先生から、蔵前工業会に対し今後のお茶の水会の団結のため医科と歯科の協力のお話で会は終了した。今後、医科、歯科合同の支部会開催が必要と思われた。

参加者

後列左より:工藤琢巳(医50)、竹中健智(医55)泉山 肇(医43)赤松秀樹(医34)、神野哲也(医38)、石井研史(医42)、石田秀行(埼玉医科大学総合医療センター教授)、新関祐美(医50)、鮫島弘武(医36)

中列左より:渡辺隆志(埼玉県歯科同窓会長)、坂本 徹(医19)、小澤直子(医45)、藤本まどか(医45)、影山幸雄(医33)、廣澤信作(医24)、岩渕美代子(医37)、田澤俊明(医26)

前列左より:成田例弘(医19)、長谷川 誠(医13)、清松瑤一郎(医28)、林 洋(医26)、渡辺隆志(本学・歯科同窓会長)、保田晋助(本学・膠原病リウマチ内科教授)、林 承弘(医24)、浜田節雄(医21)

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開催日時 2025年1月30日(木)
会場 お茶の水医学会館9階「大会議室」
所属 中央ブロック臨床医会
報告者 米瀬淳二(医34・昭61卒)

 第12回お茶の水中央ブロック臨床医会が2025年1月30日(木)19時より母校に隣接するお茶の水医学会館9階で開催されました。中央ブロックは東京支部に属しています。正確な地理的な範囲は皆さんよく把握しておられないようですが、千代田、中央、港、文京、新宿、渋谷、江東区の同窓会員に案内が送られているとのことです。前半の講演は、がん研有明病院の沼尾泌尿器科手術担当部長より「膀胱がんの最新治療」として、ロボット支援手術や新規抗がん剤の進歩について短時間でしたが他科の先生にもわかりやすい内容の講演が行われました。
 その後の新年会は、1階のメディカフェに移動して行われました。東京科学大学となって初めての新年会でもあり、ご臨席いただいた医科同窓会の林洋理事長から東京科学大学同窓会の立ち上げについて現役医師が幹事をしている旧医科歯科と大企業をリタイヤした方が幹事をしている旧東工大では幹事会の時間帯もそれぞれ夜と昼でまずは時間の調整から必要である等ご苦労されているというお話をいただきました。その後は例年通り前・代表世話人の中井修先生(九段坂病院 医23)の乾杯で会は始まり、歓談を交えながら現・代表世話人の山田正仁先生(九段坂病院・医28)や次回幹事の出江陽介先生(駒込病院・医36)からご挨拶いただき。松本誠一先生(がん研 医25)の一本締めでお開きとなりました。
 2026年は1月22日に同窓会館での開催になりますので上記7区の中央ブロック会員の方はご参加のほどよろしくお願いいたします。 

参加者

廣川勝昱(医12) 中井 修(医23) 遠藤 健(医23) 山口武兼(医23) 松本誠一(医25) 林洋(医26) 安藤亮一(医27) 山田正仁(医28) 東條尚子(医29) 渡辺孝之(医30) 西堀眞弘(医32) 石川雄一(医33) 三苫 博(医33) 進藤重雄(医34) 米瀬淳二(医34)
出江陽介(医36) 荒木昭博(H元) 河崎雅暢(H元) 大谷和之(医39) 阿江啓介(医41) 古賀文隆(医42) 沼尾 昇(医45) 春木茂男(医49) 米瀬一朗(医67)

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開催日時 2025年2月8日(土)
会場 目黒雅叙園「紫翠の間」
所属 城南ブロック総会
報告者 大川洋二(医24・昭51卒)

 2024年度城南ブロック総会は、2025年2月8日(土)16時から恒例になっている目黒雅叙園紫翠の間にて開催いたしました。参加者は昨年より少なく20名となっています。総会は七里眞義先生の司会で始まり、事業報告、会計報告、2025年度事業計画と進みました。事業計画に関連した討議事項では、母校が東京科学大学として再発足したことより、旧東工大同窓会組織蔵前工業会東京支部との連携を深めるために、城南ブロックとして医科同窓会東京支部に参加する旨討議し、了承されました。また総会日時は次年度以降2月第1、または第2日曜日に行うことも決定しました。新幹事に石川敏昭先生が就任しております。
 講演会は神山百合香先生の司会のもと、昨年横浜市立みなと赤十字病院の院長に就任された大川淳先生に「行って分かった地域中核病院の課題」をタイトルに御講演を行っていただきました。港湾に臨接する埋め立て地に立地しているため、地域住民が少なく、慢性疾患等予測される来院患者数が多くなく、急性期疾患、救急搬送の患者さんが多いようです。その結果発生している運営面での難しさをお話しされました。就任以来患者数は増加したものの、経費が上回り、健全経営まで至らない問題を訴えられています。これは運営に携わる多くの病院関係者の共通の問題点のようでした。講演後、桑名信匡先生がコメントを述べられ、同時に大川 敦先生の人柄の良さを力説されておりました。
 講演会終了後、懇親会は久保田俊郎先生の司会にて始まりました。幹事の林洋先生が医科同窓会理事長のお立場から蔵前工業会との連携について述べられ、医科同窓会のみならず、歯科同窓会や付属学校の同窓会との連携を含めてお話しされました。理事長としてのご苦労、ご活躍の様子を伺い知れました。懇親会は最長老の支倉逸人先生の乾杯の音頭で開始されました。近況報告は参加者全員により3分以内の持ち時間で行われ、それぞれの病院、クリニックの運営状態や統合後の母校への期待が延べられています。一部では大岡山地区に附属病院あるいは関連病院の確保が必要となるとのご意見もお聞きできました。最後は枝松秀雄先生の閉会の辞にて散会となりました。
 来年の総会まで各自健康に留意して、全員の再会を目指して、それぞれ帰宅の途に就きました。                    

参加者

上段左より:安宅勝弘(医40)頼 健光(医39)井石秀明(医34)渋井総朗(医43)田中 守(医38)林 将也(医48)
中央左より:神山百合香(医46)玉置正史(医35)佐藤良治(医23)枝松秀雄(医25)七里眞義(医28)
      梶原道子(医34)畑 裕子(医28)
下段左より:浜田節雄(医21)久保田俊郎(医23)大川洋二(医24)支倉逸人(医7)林 洋(医26)
      桑名信匡(医17)大川 淳(医30)

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開催日時 2025年2月23日(天皇誕生日)
会場 ホテル日航金沢
所属 北陸支部会
報告者 大浜和憲(医20・昭47卒)

 令和7年2月23日(日)ホテル日航金沢で2年ぶりに開催された(昨年は能登半島地震のために中止)。今回も歯科石川県支部会と合同で行われ、医科7名、歯科5名の参加だった。司会は浦崎裕之先生(歯・学31)で、まず北陸支部長の元雄良治先生(医28・昭55卒)による「米国内科学会最高栄誉会員(MACP: Master of American College of Physicians)への道」の講演があった。元雄先生は2023年10月MACPに推挙された(東京医科歯科大学医科同窓会報No.304に詳細掲載)。学生時代には脳神経解剖学・萬年甫教授の医学古典読書会に参加していたなど興味深いエピソードを交えつつ、MACPへの長い道のりを簡潔にまとめた。1980年卒業後金沢大学医学部第1内科に入局、肝臓・消化器研究班に所属した。二度にわたる海外留学を経て、2005年4月金沢医科大学腫瘍内科学主任教授に招聘され、腫瘍内科医として漢方を使うことを提唱し、がん医療での東西医学の融合に取り組んだ。2021年4月定年退職し、2023年10月から福井県済生会病院内科部長・集学的がん診療センター顧問として、がん治療の集大成を成し遂げようと奮闘努力している。「大きなTの字になろう! Tの横棒は医師としての品格・教養・社会人としての素養、縦棒は専門的な知識・経験・技術」という教養部篠塚先生の言葉で講演を締めくくった。  
 懇親会では元雄先生への賞賛の声が相次いだ。昨年10月誕生した東京科学大学についても話題となった。新大学名にも賛否両論あり、あのなつかしい国府台牧場はどうなるのだろうか、という心配の声もあがった。
 近況報告では、若杉隆伸先生(医24・昭51卒)は福井県立病院内科を定年退職後、社会保険診療報酬支払基金に勤務しており、日々学ぶことが多いそうである。塚田邦夫先生(第2外科、昭54年卒)は高岡駅南クリニック院長のかたわら、2020年より日本褥瘡学会・在宅ケア推進協会の理事長として全国を飛び回っており、クリニックの仕事との板挟みになっているとこぼしていた。渡辺雅史先生(医40)は福井市の大滝病院で内科医として地域医療に邁進しているが、療養病棟で看護師の離職が続いていると憂えていた。小内伸幸先生(難研)は金沢医科大学医学部免疫学教授として、樹状細胞、単球、マクロファージなどの細胞が炎症性疾患において果たす役割に焦点を当て研究を進めている。免疫学は日進月歩の領域で心安まることがないそうだ。初参加の中野雄二郎先生(医57・平21卒)は卒業後本学糖尿病・内分泌・代謝内科に入局し、自身は湘南育ちながら2020年細君の故郷富山に近い金沢大学内分泌代謝内科に移ったという細君思いの話に一同ほっこりした。大浜(医20・昭47卒)は、2023年から金沢医科大学小児外科で非常勤医として細々と仕事を続けている。小児外科医の多くは定年後老人医療や産業医などにトラバーユしているが、今も小児外科にしがみついている。
 懇親会後、翌日が振替休日ということもあり、雪の舞い散る金沢で夜の更けるまで二次会を楽しんだ。

参加者

後列左より:古瀬(歯47)、酒井(歯52)小内(難研)、塚田(二外)、中野(医57)、宮本(歯44)
前列左より:渡辺(医40)、若杉(医24)、大浜(医20)、元雄(医28)、外堀(歯18)、浦崎(歯31)

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開催日時 2025年1月24日(金)
会場 三島市の割烹「登喜和」
所属 静岡県東部医科・歯科合同同窓会
報告者 眞田克也(信州大・平3卒)

 2025年1月24日、静岡県三島市にて静岡県東部支部会が開催されました。コロナ渦で一時中断はありましたが毎年8月の納涼会、1月の新年会と2回開催しております。歯科との合同です。残念ながら参加者は少しずつ少なくなり、また東部には東京医科歯科大学の拠点病院が少ないこともあり若手の参加がないのが現状です。ただ最長老は三谷玄悟先生(S35卒)で、元気に参加していただけました。昨夏の納涼会は医科9名、歯科4名参加、今回は医科8名、歯科2名の参加でした。
 おいしい和食に舌鼓を打ちながら宴たけなわとなったところで、恒例の参加者各自の近況報告を行いました。この会の中心の平賀聖悟先生(S43卒)が滔々と東京科学大学の素晴らしさを謳われたのをきっかけに、半分引退しながら診療を続けている話や珍しい胃原発の悪性黒色腫になった話、60歳を過ぎて老いを感じてきた話など夜も更け行く中、話が尽きません。辻林 隆先生(S55卒)からは田中雄二郎先生と同級だった時の話がでました。田中学長はM3の時にすでにハリソン内科学の原書をいつも片手に持って勉強していたとの逸話が公開され、改めて医師としての自分の現在の姿を再考させられました。昨年新たに東京科学大学として生まれ変わった本学を微力ながらサポートするために地域医療に精進し裾野の強化を務めていきたいと思います。
 次回は8月1日、東工大と一緒になり東京科学大学になったこともあり当地区在住の東工大出身者にも声をかけ合同で納涼会を開催しようということになり閉会しました。また同窓会理事長の林 洋先生を是非お招きしようということになりました。他地区の先生方の飛び入り参加も歓迎いたします。幹事は篠原聖智先生(医S63卒)、小野 毅先生(学S49卒)ですので連絡お待ちしております。

参加者

前列左より:山内絋道(医S44卒)、平賀聖悟(医S43卒)、三谷玄悟(医S35卒)
小野 毅(学S45卒)、平出源和(医S49卒)

後列左より:篠原聖智(医S63卒)、鈴木郁夫(学S49卒)、眞田克也(医H3信州大卒)
辻林 隆(医S55卒)、竹中俊介(医H18卒)

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