同窓会活動のご案内

北陸支部会ご案内

開催日時 2025年2月23日(天皇誕生日)
会場 ホテル日航金沢
所属 北陸支部会
報告者 大浜和憲(医20・昭47卒)

 令和7年2月23日(日)ホテル日航金沢で2年ぶりに開催された(昨年は能登半島地震のために中止)。今回も歯科石川県支部会と合同で行われ、医科7名、歯科5名の参加だった。司会は浦崎裕之先生(歯・学31)で、まず北陸支部長の元雄良治先生(医28・昭55卒)による「米国内科学会最高栄誉会員(MACP: Master of American College of Physicians)への道」の講演があった。元雄先生は2023年10月MACPに推挙された(東京医科歯科大学医科同窓会報No.304に詳細掲載)。学生時代には脳神経解剖学・萬年甫教授の医学古典読書会に参加していたなど興味深いエピソードを交えつつ、MACPへの長い道のりを簡潔にまとめた。1980年卒業後金沢大学医学部第1内科に入局、肝臓・消化器研究班に所属した。二度にわたる海外留学を経て、2005年4月金沢医科大学腫瘍内科学主任教授に招聘され、腫瘍内科医として漢方を使うことを提唱し、がん医療での東西医学の融合に取り組んだ。2021年4月定年退職し、2023年10月から福井県済生会病院内科部長・集学的がん診療センター顧問として、がん治療の集大成を成し遂げようと奮闘努力している。「大きなTの字になろう! Tの横棒は医師としての品格・教養・社会人としての素養、縦棒は専門的な知識・経験・技術」という教養部篠塚先生の言葉で講演を締めくくった。  
 懇親会では元雄先生への賞賛の声が相次いだ。昨年10月誕生した東京科学大学についても話題となった。新大学名にも賛否両論あり、あのなつかしい国府台牧場はどうなるのだろうか、という心配の声もあがった。
 近況報告では、若杉隆伸先生(医24・昭51卒)は福井県立病院内科を定年退職後、社会保険診療報酬支払基金に勤務しており、日々学ぶことが多いそうである。塚田邦夫先生(第2外科、昭54年卒)は高岡駅南クリニック院長のかたわら、2020年より日本褥瘡学会・在宅ケア推進協会の理事長として全国を飛び回っており、クリニックの仕事との板挟みになっているとこぼしていた。渡辺雅史先生(医40)は福井市の大滝病院で内科医として地域医療に邁進しているが、療養病棟で看護師の離職が続いていると憂えていた。小内伸幸先生(難研)は金沢医科大学医学部免疫学教授として、樹状細胞、単球、マクロファージなどの細胞が炎症性疾患において果たす役割に焦点を当て研究を進めている。免疫学は日進月歩の領域で心安まることがないそうだ。初参加の中野雄二郎先生(医57・平21卒)は卒業後本学糖尿病・内分泌・代謝内科に入局し、自身は湘南育ちながら2020年細君の故郷富山に近い金沢大学内分泌代謝内科に移ったという細君思いの話に一同ほっこりした。大浜(医20・昭47卒)は、2023年から金沢医科大学小児外科で非常勤医として細々と仕事を続けている。小児外科医の多くは定年後老人医療や産業医などにトラバーユしているが、今も小児外科にしがみついている。
 懇親会後、翌日が振替休日ということもあり、雪の舞い散る金沢で夜の更けるまで二次会を楽しんだ。

参加者

後列左より:古瀬(歯47)、酒井(歯52)小内(難研)、塚田(二外)、中野(医57)、宮本(歯44)
前列左より:渡辺(医40)、若杉(医24)、大浜(医20)、元雄(医28)、外堀(歯18)、浦崎(歯31)

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開催日時 2023年2月23日(天皇誕生日)
会場 ホテル日航金沢
所属 北陸支部会
報告者 元雄良治(医28・昭55卒)

 2023年(令和5年)2月23日(天皇誕生日)にホテル日航金沢にて北陸支部会が医科歯科合同で開催された(歯科は石川県支部)。医科から4名、歯科から6名、計10名の参加があった。歯科の浦崎裕之先生(学31)の司会のもと、ミニレクチャーは今回割愛し、早速懇親会に入った。恒例の近況報告では、大浜和憲先生(医20)は公立松任石川中央病院での勤務を終え、4月から金沢医科大学病院小児外科で診療に従事されるとのことであった。渡辺雅史先生(医40)は福井市の大滝病院等で内科医として診療に従事し、とくに新型コロナ感染症のクラスターへの対応を経験しながら、栄養を含む免疫の重要性を痛感したとのことであった。小内伸幸先生(難研)は金沢医科大学医学部免疫学教授・東京医科歯科大学非常勤講師として、コロナ禍でのオンライン講義などの医学教育の困難性について述べた。小内先生にはコロナ関連の質問が相次いだ。元雄良治(医28回)は2021年3月で金沢医科大学を定年退職し、小松ソフィア病院で外来や訪問診療に従事していることを述べた。
 歯科の先生では、南洋のサモアでの浦崎裕之先生と古瀬大治先生(学47)の予防歯科の活動が印象的であった。初参加の宮本智行先生(学44)は横浜出身で、石川県では数少ない歯科麻酔専門医である。前回の開催が2019年12月21日であったので、今回約3年ぶりに顔を合わせたが、今後は毎年2月23日に定例開催の予定である。 

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開催日時 2019年12月21日(土)
会場 ホテル日航金沢
所属 北陸支部会
報告者 元雄良治(医28・昭55卒)

 令和元年12月21日(土)にホテル日航金沢にて北陸支部会が医科歯科合同で開催された(歯科は石川県支部)。医科から5名、歯科から9名、計14名の参加があった。歯科の浦崎裕之先生の司会のもと、最初に講演会として、医科の高岡駅南クリニック院長の塚田邦夫先生(二外)から、「褥瘡は身近なもの」と題して、褥瘡の発生機序、痛みとの関係、栄養の意義について、わかりやすく解説頂いた。懇親会では、医科の元雄良治支部長(医28)の挨拶、歯科の外堀章司先生の乾杯の発声で開宴した。近況報告では(医科のみ記載)、大浜和憲先生(医20)が小児外科の臨床一本に絞っていること、山田正仁先生(医28)が外部からの多くの研究資金が獲得でき、多職種連携で前進していることを述べた。小内伸幸先生(難研)は金沢医科大学に赴任してまだ日が浅く、ようやく研究室が整備できつつあるとのことであった。塚田先生は従来からの、東京医科歯科大学における外来・病棟業務に加えて、現在は全国各地に講演に行かれている。元雄はがんサポーティブケアを中心に活動しており、副作用対策だけに終始せず、栄養・免疫能の改善、そして就労・生きがい支援へとつなげたいと述べた。最後に大浜先生の締めの挨拶でお開きとなった。

参加者

後列左より:南部(歯)、小内、中井(歯)中山大(歯)、北(歯)、浦崎(歯)、古瀬(歯)酒井(歯)
前列左より:大浜、中山芳(歯)・元雄、塚田、外堀(歯)、山田

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開催日時 2018年12月23日(天皇誕生日)
会場 ホテル日航金沢
所属 北陸支部会
報告者 元雄良治(医28・昭55卒)

 平成30年12月23日(天皇誕生日)にホテル日航金沢にて北陸支部会が医科歯科合同で開催された(歯科は石川県支部)。医科から6名、歯科から4名、計10名の参加があった。歯科の中井義博先生の司会のもと、最初に講演会として、医科の元雄良治支部長(医28)の紹介で、金沢医科大学免疫学教授の小内伸幸先生(難研)から、「樹状細胞の分化と同細胞による免疫制御機構」と題して、マウスの樹状細胞の前駆細胞、ヒト単球の前駆細胞をそれぞれ発見された経緯、そして血球貪食症候群の意義について、わかりやすく解説頂いた。懇親会では、医科の大浜和憲先生(医20)の挨拶、歯科の外堀章司先生の乾杯の発声で開宴した。懇親会では小内先生の講演に関連して、神経内科の山田正仁先生からプリオン感染における脳と腸の関係などの質問があった。この件も含め、医学談義が飛び交い、大変興味深く、知識が整理された会となった。
 恒例の近況報告では、大浜先生が小児外科の診療に専念されていること、塚田邦夫先生(二外)は褥瘡関連の医科歯科大での外来と回診、元雄は今年母校の中学校の70周年記念式典での講演のこと、国際東洋医学会会長に就任したこと、山田正仁先生(医28)は各種学会の会長や学会の主催などに多忙な日々を送っていること、渡辺雅史先生(医40)は福井での診療と野菜作りのこと、そして今回初参加の小内先生は群馬県出身で、これまでの勤務先(東京・秋田・スイスなど)について述べられた。最後に、山田先生の挨拶で中締めとなった。平成最後の支部会となり、来年への夢が語られた素晴らしい会であった。

参加者

後列 左から中山(歯)・渡辺・中井(歯)・北(歯)・塚田・山田
前列 左から大浜・小内・元雄・外堀(歯)

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開催日時 2017年12月23日(天皇誕生日)
会場 ホテル日航金沢
報告者 元雄良治(医28・昭55卒)

 平成29年12月23日(天皇誕生日)にホテル日航金沢にて北陸支部会が医科歯科合同で開催され(歯科は石川県支部)、医科から8名、歯科から10名、計18名の参加があった。歯科の浦崎裕之先生(学31)の司会のもと、最初に講演会として、金沢医科大学腫瘍内科学の元雄良治(医28回、北陸支部長)が「がんサポーティブケアと漢方」と題して講演した。がん治療の現況、がんサポーティブケアの課題と漢方の役割、金沢医科大学病院における化学療法サポートチーム(CST)と漢方に関する取り組み、漢方のエビデンスの検証、そして実際の漢方の応用例について述べた。
 引き続き、懇親会に移り、来賓の佐藤達夫医科同窓会理事長の挨拶があった。大学や同窓会の近況などについて詳しくお話されたが、いつもの美声と明快なお話が印象的であった。歯科の奥谷謙一郎先生(石川県支部長、学30)の乾杯の発声で開宴した。恒例の近況報告では次のような発言内容であった。山下公一先生(耳鼻):87歳の現在も元気に金沢医科大学で活動している。大浜和憲先生(医20):小児外科の診療に専念している。本江 卓先生(医21):有床の整形外科診療をしているが、今回は佐藤達夫先生がご臨席と聞いて、万難を排して出席し、感激している。若杉隆伸先生(医24):平成29年3月に福井県立病院を定年退職し、現在は支払い基金で保険診療の審査をしている。塚田邦夫先生(二外):褥瘡・ストーマケアで、毎月東京医科歯科大学医学部附属病院で外来をしている。元雄:初めてホームカミングデイに参加した。がんと漢方に関する種々の活動をしている。久村和穂先生(院:緩和):金沢医科大学で研究に従事し、この1年は全国規模の学会でいろいろな委員に指名され、重要な役割を任された年であった。渡辺雅史先生(医40回):地域医療に従事し、趣味の家庭菜園を楽しんでいる。最後に大浜先生の挨拶で中締めとなった。お忙しい中ご臨席頂いた佐藤達夫先生に一同心から感謝申し上げた。

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開催日時 2014年12月23日(天皇誕生日)
会場 ホテル日航金沢
報告者 元雄良治(医28・昭55卒)

 平成26年12月23日(天皇誕生日)にホテル日航金沢にて北陸支部会が医科歯科合同で開催された。医科から10名、歯科から8名、計18名の参加があった。最初に講演会として、金沢大学神経内科教授の山田正仁先生(医28)から、「認知症研究の最前線」と題して認知症の診断と治療に関する研究の数々をわかりやすく解説頂いた。とくに石川県中島町でこの約10 年間継続している「なかじまプロジェクト」では、65歳以上の住民の30%が認知症あるいは軽度認知障害を有していること、緑茶摂取が将来の認知機能低下のリスク減少と関連していることなどが紹介され、今後さらなるコホート研究の発展が期待された。認知症診療のプロの育成をめざす「認プロ」事業が北陸で全国に先駆けてスタートしたことや、国家プロジェクトとしての省庁横断的な認知症対策、アミロイドPETなどの画像診断の進歩、アミロイドベータやタウ蛋白を標的にした創薬の現況をご紹介頂いた。日本各地の神社に認知症と関連のある名前のお守り(海馬守など)があることに驚いた。続いて懇親会に移り、久村和穂先生(院:緩和)の司会のもと、医科の元雄 良治支部長(医28)の挨拶、歯科の北 潤市石川県支部長(歯29)の乾杯の発声で開宴した。
 恒例の近況報告では、山下 公一先生(耳鼻)と蓮村 靖先生(二内)が最近のご自分の日常を語られ、益々お元気なご様子が伺えた。大浜和憲先生(医20)が3月で小松短大教授を辞し、4月以降再び小児外科の診療に専念されることを述べられ、若杉隆伸先生(医24)と塚田邦夫先生(二外)がこれまでの診療活動を振り返られた。初参加の渡辺雅史先生(医40)がご両親の地元に帰って来られ、福井市内の病院で総合診療に従事しながら、最近は野菜の栽培に励んでいることを報告された。同じく初参加の安川 緑先生(院:看護)は厚労科研にも採択されたことがある「園芸療法」について熱く語られた。久村先生は今年度の日本サイコオンコロジー学会ベストポスター賞(第1位)を受賞し、今後の研究・臨床活動への抱負を述べられた。最後に、大浜先生の挨拶で中締めとなった。平成27年3月に北陸新幹線が金沢まで開通し、東京・金沢間が約2時間半で結ばれるので、母校がさらに近く感じられるようになり、夢が広がる会となった。

参加者

後列左より:塗谷、塚田、蓮村、北、中井、中山、若杉、久村、渡辺、大浜、南部、外堀、中山(大)
前列左より:浦崎、山下、元雄、山田、安川

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開催日時 2014年2月23日(日)
会場 ホテル日航金沢
報告者 元雄良治(医28・昭55卒)

 平成26年2月23日にホテル日航金沢にて北陸支部主催「山下公一先生叙勲受章祝賀会」が医科歯科合同で開催された。医科から8名、歯科から9名の計17名の参加があった。山下公一先生は平成25年秋に旭日中綬章を受章された。先生は昭和31年に東京医科歯科大学耳鼻咽喉科(故堀口申作教授)に入局され、昭和34年東京医科歯科大学助手、昭和38年同講師、昭和45年米国ワシントン大学(セントルイス)留学、昭和49年金沢医科大学耳鼻咽喉科初代主任教授としてとくに頭頸部外科領域の内視鏡検査・手術治療を中心に 診療・教育・研究に邁進され、病院長を2期4年務められた。また平成20年から3年間金沢医科大学理事長として大学の舵取りをされた。
 祝賀会では、久村和穂さんの司会進行のもと、発起人代表の元雄良治支部長の開会の挨拶のあと、同窓会本部からの来賓長谷川 誠先生の祝辞では、山下先生の医科歯科時代の手術の素晴らしさと後輩への指導に関する逸話が語られた。山下先生の挨拶では、五木寛之の「人生サイクル」の絵にご自身の歩みを描かれ、説明された。また昭和22年、31年、35年、47年当時の貴重な写真も披露された。その後、大浜和憲先生の乾杯の発声で開宴し、本江 卓先生、若杉隆伸先生、山田正仁先生のお祝いの言葉があった。各先生は、山下先生のお人柄と仕事にかける情熱を生き生きと語られた。最後に、歯科の外堀章司先生の締めの挨拶にて閉会となった。

参加者

後列左より: 南部、古瀬、塗谷、浦崎、北、松下、中井 
中列左より: 本江、山田、若杉、中山、久村 
前列左より: 大浜、長谷川、山下、外堀、元雄

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