同窓会活動のご案内

埼玉県支部会ご案内

開催日時 2024年3月2日(土)
会場 さいたま市大宮ソニックシティ
所属 お茶の水医科同窓会埼玉支部会
報告者 林 承弘(医24・昭51卒)

 令和6年3月2日、令和5年度お茶の水医科同窓会埼玉県支部会がさいたま市大宮ソニックシティで開催された。前回が令和2年2月だったのでコロナ禍をはさんで丸4年ぶりの開催となる。この間大学では、コロナ最前線の国立病院としての取組がマスコミ等で大きく取りあげられ、さらに令和4年には東工大との統合の話がもちあがって今年10月には正式に統合されることとなり、措定国立大学どうしの大型合併として世間の注目を集めました。このような状況下、支部会としては統合の話が実際どのように進んでいるのか、お茶の水医科同窓会の林 洋理事長にお声がけし、講師として「東京工業大学・蔵前工業会」についてお話していただく運びとなった。お陰さまで参加予定者が34名となり、実際の出席者も29名を数え大盛況でした。
 講演会は3演題あり、講演Ⅰ、Ⅱは、清松瑤一郎 支部会副会長が担当した。講演Ⅰは「糖尿病教育入院の適応と効果」で、秀和総合病院 内分泌・糖尿病内科の赤座 至先生にお願いし、地域連携を通じた糖尿病治療最前線のお話を伺った。講演Ⅱは、「がんゲノム医療と遺伝性腫瘍―大腸癌を中心に」で、埼玉医科大学総合医療センター消化器外科・一般外科の石田秀行教授にお願いし、大変アカデミックで格調高いご講演をいただいた。この分野で宇都宮譲二先生から脈々と積み重ねてきた医科歯科関連の業績が、世界をリードしていることを知り、同窓として大変誇らしく思いました。
 講演Ⅲでは、林 洋理事長から東工大や蔵前工業会(同窓会)について詳細をわかりやすくお話いただいた。医科歯科の数倍にも及ぶ東工大の学生数と広大な敷地に改めてスケールの大きさを実感し、また研究棟や校舎は理工系の無機質なイメージの建造物を勝手に想像していたが、スライドに映し出されたのは斬新で美しい建物群が連なるキャンパスであり、意外な新鮮さを感じた。何よりも140年以上の長い歴史と、重厚長大型企業等に多くの重鎮を輩出しているOBの中には、大学に30億円をポンと寄付する方もいるとお聞きし、桁違いのスケールに圧倒されました。このように規模が大きく人材豊かな東工大との統合が、医科歯科にとってもスケールメリットとなって、明るい未来につながることを期待したいと思います。
 懇親会は、鮫島弘武 支部会会計監査の司会により、先ず、坂本 徹 東医歯大名誉教授に乾杯のご発声をお願いした。坂本先生は、東工大との統合に溢れんばかりの関心と情熱を寄せられており、ついこの前、脳梗塞で倒れられたとは思えない元気いっぱいの強靭さでご挨拶されました。時間の都合上、全員からの挨拶はいただけなかったが、今後の同窓会を盛り上げていくにあたり、先ずは女性そして若い会員を中心の近況報告会とした。埼玉県支部会が統合後どのような形になるか詳細は未定だが、将来に向け、若い会員や女性会員を含めて皆さまが気楽に集まり、講演会および懇親会でより活発な討論や情報交換のできるような体制作りができたらと考えております。
 中締めは、廣澤信作 埼玉県医師会副会長に力強く締めていただいた。宴たけなわの中、名残惜しくも田澤俊明 支部会会計監査から閉会の挨拶があり、無事同窓会を終えることができました。末筆ながら、埼玉県支部会500名を超える会員への往復はがきの発送・回収等にご尽力いただいた同窓会事務局に深謝いたします。

参加者

坂本 徹(医19)成田例弘(医19)佐藤忠敏(昭46)浜田節雄(医21)林 承弘(医24)廣澤信作(医24)別所正美(医25)田澤俊明(医26)林  洋(医26)清松瑤一郎(医28)内田 直(昭58)石田秀行(昭59)影山幸雄(医33)佐藤之俊(医33)鮫島弘武(医36)今成芳郎(平元)岩渕美代子(医37)石井研史(医42)齋藤一隆(医42)吉村英哉(医44)小澤直子(医45)大野玲奈(医47)佐口盛人(医49)工藤啄巳(医50)新関祐美(医50)赤座 至(医51)山田健嗣(医54)竹中健智(医55)矢澤克昭(医56)

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開催日時 2020年2月8日
会場 パレスホ テル大宮
所属 お茶の水医科同窓会埼玉支部会
報告者 清松瑤一郎(医28・昭55卒)

 2020年2月8日、東京医科歯科大学埼玉支部会がパレスホ テル大宮にて開催されました。 講演会はまず、清松が挨拶させていただき、草加市立病院の 内分泌・代謝内科部長の小澤直子先生の基調講演と続きました。座長である藤本まどか先生とは同期で、一緒に旅行をし、 青春を謳歌した話から始まり、医療従事者・患者さん・家族 が一丸となり、リクリエーション・食事を交えながら勉強会を 行う草加市立病院の『糖尿病チームの取り組み』を紹介していただきました。
 特別講演は、座長を草加市立病院の心臓脳血 管センター長の稲垣裕先生にお願いしました。循環器制御内科笹野哲郎教授は医工連携による血液凝固機能評価、新規生体モニタリング、深層学習などAIを応用した生体信号解析など『不整脈のトランスレーショナル研究』の難解な内容を分かりやすく丁寧に説明していただきました。またその研究から、心臓突然死や心房細動発症のメカニズムが解明されてきており、『臨床の応用』が可能になってきている。実に頼もしい。閉会のご挨拶は秀和総合病院坂本徹先生です。心臓血管外科医としての造詣を生かし、的確に軽妙さも交えながら、重々しくしめていただきました。  
 懇親会は医科同窓会理事長の大野喜久郎先生のご挨拶から始まりました。進化しつつある大学の動向をこまめに報告していただき、同窓会は正念場を迎えている、一緒に頑張りましょうと強調しました。 乾杯の発声は新支部長の林承弘先生(前島静顕先生は、名 誉支部長となられました)で、進行役は鮫島弘武先生です。談笑、飲食が始まり、ひと段落ついて、長谷川誠先生から自己紹介が始まりました。思い出、近況、大学への希望などを力強く話していただきました。坂本 徹先生は鈴木章夫学長の話、成田烈弘先生は緊急の帝王切開のため途中退席(残念です)、浜田節夫先生は最近特にいろんな会に出席し、勉強を心がけているとのこと(昔から勉強家でした)、林 承弘先生は昌平黌はもともと東京医科歯科大学構内にあったのだと、桑原道夫先生は腎臓専門としての覚悟を、相良哲郎先生は読書三昧の近況 を、吉永圭吾先生は越谷誠和病院の一年の救急車対応が 2000件を超えたと院長としての誇りを、内田直先生はスポーツ医学のすばらしさを、赤松秀樹先生は呼吸器外科医から開業 し、今マラソンに情熱を燃やしていると、下川雅丈先生は神経 内科医ではあるが、在宅医療に力を注いでいると、鮫島弘武先 生は埼玉整形外科医学会の会長職を淡々とこなしており、岩淵美代子先生は川口医療センターで眼科を、新関祐美先生は草加市立病院にて手の外科専門医として多くの手術をこなし、工藤琢巳先生は新都心の新しい脳神経外科病院にて忙しさを楽しんでいると、内容の濃い、和気あいあいとした余韻の残る会でした。長谷川 誠先生の締めの挨拶で終了しました。

参加者

後列左より: 新開裕美(医50)下川雅丈(医36)工藤琢己(医50)内田 直(滋賀医大S58) 吉永 圭吾(医28)赤松秀樹(医34)  
中列左より: 岩淵美代子(医37)藤本まどか(医45)小澤直子(医45)桑原道雄(医27) 浜田節雄(医21)鮫島弘武(医36)稲垣 裕(信州大H7) 相良哲郎(医28)
前列左より: 清松瑤一郎(医28)、坂本 徹(医19)笹野哲郎(医41)大野 喜久郎(医19) 長谷川 誠(医13)林 承弘(医24)成田例弘(医19)

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開催日時 2018年2月17日(土)
会場 パレスホテル大宮
所属 お茶の水医科同窓会埼玉支部会
報告者 新関祐美(医50・平14卒)

 2017年度、お茶の水医科同窓会埼玉県支部会が2018年2月17日(土)パレスホテル大宮で開催され、総勢28名が参加しました。埼玉県整形外科医会会長の林整形外科、林 承弘先生(昭51卒)に開会の辞をいただいたのち、まず基調講演として、済生会川口総合病院整形外科の副院長、新井嘉容先生(平3卒)座長のもと、同病院整形外科榊 経平先生(平15卒)に「骨粗鬆症性椎体骨折の治療」についてご講演いただきました。今回、支部会ではより多くの若い先生方に参加いただけるように関連病院の若手の先生に専門分野について講演をしていただきました。椎体形成術(BKP)や 脊椎固定術といった治療のメリットと限界について述べられ、質疑応答では元医科歯科大学病院長、秀和総合病院理事長の坂本 徹先生から術後の体幹可動域制限および術前説明の難しさなどにつきご質問をいただきました。続いて特別講演にて、座長のさめしま整形外科、鮫島弘武先生(昭63卒)の同期で、現在は埼玉医科大学救急科教授の上條吉人先生より、「我が国における薬薬物中毒のトレンド」につきご講演いただきました。同大学病院救急センター・中毒センターには日夜広域から中毒患者が搬送されること、そのなかでもとくに練炭自殺、硫化水素自殺、危険ドラッグ中毒、カフェイン中毒について、流行り廃りの変遷とその背景にある社会情勢についてお話をいただきました。研究結果を公開して広く注意喚起されることにより社会に大きく貢献されておられました。講演の最後に、坂本 徹先生(昭46卒)から閉会の辞をいただきました。
 そのあとの情報交換会においては、埼玉医科大学学長の別所正美先生(昭52卒)からご挨拶と乾杯の音頭をお取りいただいたのち、白石整形外科の白石 悟先生(昭35卒)を筆頭に、学年順に昔話から近況報告までたくさんのお話をいただきました。最後に埼玉県医師会常任理事、広沢内科クリニックの廣澤信作先生(昭51卒)より一本締めをいただいて閉会となりました。診療科を越えての同窓の貴重なふれあいの場であり、今後も互いに支え励ましあっていくことを再確認しました。

参加者

後列左より:榊経平、新関祐美、林承弘、江面陽一、新井嘉容、廣澤信作、滑川道人、澤村千草、室橋郁生、堀江公仁子、田澤俊明、上條吉人、濱田節雄、寺尾俊哉、別所正美、鮫島弘武、桑原道雄、清松瑤一郎、森脇龍太郎

前列左より:岡村 孝、坂本 徹、長谷川 誠、大熊守也、白石 悟、上野格成、佐々木憲孝、成田例弘

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開催日時 2017年11月30日
会場 さいたま新都心のラフレさいたま
所属 さいたま市お茶の水会
報告者 奥 常幸(医18・昭45卒)

 今回のさいたま市お茶の水会は平成29年11月30日さいたま新都心のラフレさいたまにて19名が参加して催された。
 田澤俊明先生(医26)の司会で、さいたま赤十字病院口腔外科部長 生田稔先生(歯、H8年卒)の特別講演「口腔外科疾患の診断と治療」を拝聴した。その要旨は、口腔内特に歯垢に住み着く膨大な数の細菌、それを制御することによって得られる数々の合併症の予防、口腔外科が扱ういろいろな疾患の概説と最新治療等々であった。口腔外科という診療科の重要性が再認識させられた講演であった。
 次いで、会場を替えて懇親会に移った。恒例の自己紹介で分かったことだが、今回は歯学部出身の先生方の参加が多かった。こんなにも多くの同窓の歯科の先生方が身近で開業されているとは全く知らなかった。驚きであり心強くも思った。わが会最高齢の白石悟先生(医8)が早くも今シーズンのスキーの準備でワックス掛けやトレーニングをされていると聞かされて、また一同驚きの連続であった。楽しいひと時を過ごし、次回の再会を約して散会となった。 

参加者

白石 悟(医8)、奥 常幸(医18)、山田巧己(医25)、田沢俊明(医26)、代田雅彦(医28)、将田耕作(医29)、内田 直(滋賀医S58年)、高見博弥(医34)、荻内隆司(医35)、岩渕美代子(医37)、羽鳥 孝(歯 S54年)、渡邊竜登美(歯 S61年)、君島 裕(歯H2年)、清水裕之(歯H6年)、生田稔(歯H8年)、小林成人(歯H8年)、佐藤 圭(歯H8年)、平野泰正(歯H3年)、小野里祐佑(歯H24年)   

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開催日時 2016年4月21日(水)
会場 浦和ロイヤルパインズホテル
所属 さいたま市お茶の水会
報告者 大久保行彦(医5・昭32卒)

菜種梅雨のような小雨降る平成28年4月21日(木)午後7時から、浦和ロイヤルパインズホテル3階プラチナルームで、さいたま市お茶の水会が開催された。今回の参加者は初めてこの会に参加し、ご講演を頂いた東京北医療センター小児科・川口市立医療センター新生児科の奥起久子先生(医18)、埼玉医科大学総合医療センター泌尿器科教授山田拓己先生(医25)、佐口医院院長佐口盛人先生(医49)、さいたま赤十字病院口腔外科部長生田稔先生(歯平8)、整形外科品田良太先生(平22)、高橋拓也先生(平25)など16名でした。初めに、2つの講演が会のスケジュールや講師への依頼など会の運営にご尽力下さった新都心たざわクリニック院長田澤俊明先生(医26)の司会で開催された。まず第1として、埼玉県総合リハビリテーションセンター医療局長兼診療部長市川忠先生(医34)から「高齢者のアパシーに対するSSRIの活用」の題名で、アパシーとは普通なら感情が動かされることに対して関心がわかない状態、興味や意欲の障害で「アパシーと認知症」、「アパシーとラフ」の関係や治療について話された。第2の講演は奥起久子先生から「母乳と薬剤~科学的根拠に基づいた母乳育児支援~」の題名で、授乳と医薬品添付文書との関係、特に米国小児科学会との比較、川口市立医療センターでのアンケート調査の結果などをまじえながら話された。  
 その後、懇親会に移り体調不良での会長(医5)辞任と新会長奥常幸先生(医18)の就任挨拶があり、市川忠先生が今夏ミャンマーに視察旅行に行く予定の話、さいたま赤十字病院整形外科石井研史先生(医42)から1カ月位前に医療社会事業部部長兼任となり、来年正月さいたま新都心に移転する災害拠点病院として災害対応マニュアルを作成したり、今回の熊本地震の被害者救援でさきほど病院職員10名を送り出してきた話など先生方によるそれぞれの近況報告がなされた。参加した先生方の和やかな語らいの中、時の過ぎるのも忘れて活発な意見交換をしながら旧交を温めて10時過ぎに盛会裡に閉会した。

参加者

○参加者(敬称略):大久保行彦(医5)、飯田勝(医12)、奥常幸(医18)、奥起久子(医18)、浜田節雄(医21)、山田拓己(医25)、田澤俊明(医26)、将田耕作(医29)、市川忠(医34)、高見博弥(医34)、岩渕美代子(医37)、石井研史(医42)、生田稔(歯平8)、佐口盛人(医49)、品田良太(平22)、高橋拓也(平25)

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