お茶の水フォーラム

第18回講演会 落語300年の知恵【講師:京須偕充】

2019年1月25日(金)開催!

テーマ 日常性と非日常性の兼ね合い
内容

落語の基本は笑い話。笑いで落ちがつく物語ゆえに「落語」。ストーリーはいつもジョークと切っても切れない関係にある。
一方でジョークの生命は相手の意表をつくところにあって、常套化したり反復されれば笑いを生まなくなる。
なのに落語はジョークを、笑いをストーリーにはめ込んで古典芸能として定型化する道を、しかも300年にわたって歩んできた。どうやらこの矛盾は間違いではなかったらしく、落語は今、非日常性とすこぶる日常的な人間の心情の表現で笑わせたり納得させたりしながら、まだ当分はほどほどの繁栄を続けるのではないか――。

落語制作の世界では知らない人のない京須氏は、現在も落語制作の最先端で活躍中。古典落語を本領としてはいるが、落語のすべて、また東京の下町文化にも詳しい。実際の噺も聞かせていただき、落語300年の歩みとともに落語の魅力についてお話を伺う。

開催日 2019年1月25日(金)
場所 お茶の水医学会館 9F大会議室
講師名 京須偕充(きょうす ともみつ、落語プロデューサー)
略歴 1942年、東京生まれ。ソニー・ミュージック勤務。学芸プロデューサー時代に三遊亭圓生『圓生百席』の録音を手掛けてレコードとして世に出し、それを聴いて録音を渋っていた古今亭志ん朝が、唯一その高座の録音を許したという伝説的プロデューサー。TBS系TV放映「落語研究会」解説も務める。現在「朝日名人会」の企画制作を担当。著書に『圓生の録音室』(ちくま文庫)、『ガイド落語名作100選』(弘文出版)、『とっておきの東京ことば』(文春新書)などがある。
プログラム ○講演会19:00~20:15  
○懇親会20:15~21:00
会費 1,000円 (※本学学生は無料)
定員 30名
対象者 同窓会員、会員家族、大学関係者、本学学生、一般の方
問い合わせ先 一般社団法人 東京医科歯科大学医科同窓会(イベント企画委員会)
担当:苅込志乃 karikomi
TEL:03-5689-2228 FAX:03-5689-2229
E-mail:ikadoso@ikadoso-tmdu.jp
備考

チラシ➡第18回フォーラム