イベント情報

第23回講演会 統合失調症論と形態学的思考

2019年11月15日(金)開催!

テーマ ゲーテからウィトゲンシュタインへ
内容

私はおそらく、ドイツ語で精神医学を学んだ最後の世代に属するでしょう。これまで、主に統合失調症の患者さんたちと一緒に歩んできました。実に多様な精神病像を整序すべく、上のような図を作成しました。一見、金剛界のマンダラを思わせるこの図は、私の臨床の手引きです。当日は、ドイツ語圏の精神病理学を参照しながら、これについて説明します。私の統合失調症論は、一種の形態学的思考によるものです。学生時代、三木成夫先生の解剖学講義で「ゲーテ形態学」にふれました。ところで、ウィトゲンシュタインの「言語ゲーム論」もこれを下敷きにしています。精神医学はこのように、精神病理学を介して、哲学と浸透し合うことになるわけです。

開催日 2019年11月15日(金)
場所 お茶の水医学会館9F
講師名 花村誠一(医20・昭47卒)
Hanamura Seiichi
略歴 1972年 東京医科歯科大学医学部卒業、同神経精神医学教室入局
1981年 自治医科大学精神医学教室講師
1993年 東京医科歯科大学医学部付属病院講師
2002年 東京福祉大学社会福祉学部教授
2018年 南八街病院精神科勤務
日本精神病理学会理事、日本芸術療法学会理事、日本病跡学会理事を務める。主な著書に『現代精神医学の20年』(編著)、『分裂病論の現在』(編著)、『複雑系の科学と現代思想「精神医学」』(共著)など
プログラム 19:00~20:15 講演会・質疑応答
20:15~21:00 懇親会
会費 1,000円(本学学生は無料)
定員 50名
対象者 同総会員・会員家族・大学関係者・本学学生・一般の方
問い合わせ先 一般社団法人 東京医科歯科大学医科同窓会(イベント企画委員会)
担当:苅込志乃 karikomi
TEL:03-5689-2228 FAX:03-5689-2229
E-mail:ikadoso@ikadoso-tmdu.jp
備考

チラシ➡第23回フォーラム