同窓会活動のご案内

医11回クラス会

開催日時 2019年12月8日(土)
会場 お茶の水医学会館7F 「ラウンジ」
回生 医11回クラス会
報告者 竹生田勝次(医11・昭38卒)

 医11回クラス会は令和元年12月8日、お茶の水医学会館 「7階ラウンジ」で正午より開催された。会場の3テーブルには、食欲をそそられる旨そうな鮨とオードブルが並べられていた。各テーブルには、3 ~ 4名が着席して雑談に耽っていた。出席者13 名が揃ったところで、司会の佐藤君が開会の挨拶をした。 まず、この1年間に亡くなった3名(菅野圭樹君、北島正是 君、小野澤康輔君)に黙禱を捧げた。乾杯は大森君が指名されて持論をひとこと。同窓が集うクラス会は、回想法として脳を活 性化し、認知症の予防に役立つという。平均年齢82歳には有難い。
 ビール、ワインが注がれ乾杯。少しアルコールが入ったところで各人の挨拶と近況報告。竹生田より小野澤君の報告。本年7月に肝門部胆管癌が発見され、化療を受けたが奏効せず、10 月18日に亡くなった。奥様は「アッという間に逝ってしまい、残 念です」と述懐された。弘中君は、脊損で臥床している中田敏良君を50年振りに訪問し、再会の驚きと喜びを語った。森君は、俳句を始めて自作5句を披露した。推敲の過程の楽しさをわかり易く語った。大森君は、精神科病院の理事長として、回想法に よる認知症の治療にも取り組んでいる。玉井君は、閉院を考えて いたこころクリニックを、同僚の助言により継続することを決心した。十河君は、パーキンソン病薬アーテンがPTSDに有効である機序を考察し、国内外で発表して評価を得ている。精神科医3名の表情は若々しい。三澤君は、基礎医学に。堀内君、北村さんは、地域医療に貢献している。赤司君は、難聴のため介 護施設長を辞して、サンデー毎日であるという。同窓会理事長として多くのクラス会に出席して来た佐藤君は、90歳でも現役で 活躍している先輩が居るという。我々には大きな励みとなる。吉川君は、12月8日が太平洋戦争の開戦日であることを想起し、平和な世の中の有難さを語った。最後に、大森夫人より蔵書の始末の質問があった。残念ながら名案はなかった。
 2時間のクラス会は再会を約して閉会となった。お世話になった事務局の苅込志乃さんに感謝申し上げる。

参加者

竹生田勝次、十河勝正、大森健一、三澤章吾、 玉井洋一、森 勇、堀内 裕卿 、大森夫人、北村美悳、弘中哲治、赤司興正、佐藤達夫、吉川康行

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開催日時 2018年11月18日(日)
会場 お茶の水医学会館9F「大会議室」
回生 医11回クラス会
報告者 大森健一(医11・昭38卒)

 例年どおり今年も11月18日にお茶の水医学会館で、昭和38年卒業の医学部11回生クラス会が開催された。今年の参加者は14名、うち女性2名でさらに同窓会副理事長の廣川先生にご出席いただいた。まず幹事の佐藤達夫君から、我々仲間は、たっちゃんと呼んでいるが開会の挨拶をいただいた。嬉しかったのは、今年1年は皆元気で故人への黙祷をささげるという儀式がなかったことであった。そして本日出席のクラスメイトの中で最高齢の森先生から乾杯のご挨拶を頂き、早速ビールやワイン、焼酎のガブのみを始めた。
 ひとしきり飲んだり食べたり喋ったりしたところで、今度は明石、安斉、大森・・・・と学生時代の名簿順に一人一人にスピーチをしてもらう試みが行われた。これが実に楽しかった。80歳前後の後期高齢者の日々の暮らしの在り様、まだ医師としての活動・社会貢献、ゴルフやテニスなどの失敗は多いが、楽しいスポーツ、俳句や短歌などの文学活動などなどが語られた。又腰痛とか視力障害とか様々な体の故障はあるものの、上手に工夫して、このように会合にもでられるよという話には、聞くもの皆が力づけられた。
 さらに出席者のスピーチの折々に触れられた我々の学生時代、今から数えると半世紀以上もの昔のあの頃の話は我々の心を捉え会話が弾んだ。「60年安保闘争」最中に行方不明になった仲間を探して警察署を訪ね歩いたことなど、それが今でもありありと我々の心の中に生きているのを感じたひと時だった。
 そのとき私の脳裏に「回想法」と言う言葉が浮かんだ。回想法(reminiscence therapy))とは認知症高齢者などを活性化する精神療法の一つであり、精神を病む高齢者数人を集め、お茶など飲みながら、治療者が司会して、昔を思い出して、交互に語りあってもらう技法である。これによって高齢者の気分が安定し、活気が溢れてくるのを目指した治療法である。
 今回のクラス会に参加していて、高齢者のみんなが笑顔で談話し、交流する様子を見て、まさにこれは回想法だと思ったわけである。お互いが元気づけられ、帰り道でも明るく話が弾んだ。来年もこの調子で集まり、高齢者の人生を楽しみましょう。
幹事の佐藤君、三澤君本当にありがとう。来年もよろしく。

参加者

後列左より:堀内裕卿、吉川康行、竹生田勝次、小野澤康輔、三澤章吾、柴田光一、赤司興正、佐藤達夫

前列左より:廣川勝昱(同窓会副理事長)、安齋雅夫、北村美悳、本村幸子、大森健一、
森 勇、弘中哲治

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開催日時 2017年11月26日(日)
会場 大学B棟「メディコ」
回生 医11回クラス会
報告者 竹生田勝次(医11・昭38卒)

 医11回クラス会は、平成29年11月26日の正午より、大学B棟16階の「メディコ」で開催された。出席者は昨年と同じ13名であった。同窓会から副理事長の廣川勝昱君(医12)が特別参加された。会場の「メディコ」は、真正面のガラス窓を通して、遠方に筑波二峰が、手前に上野の森、右手にスカイツリーが眺められるよい場所であった。
 乾杯は長老の大森健一君が指名された。先ず、秋の叙勲で佐藤達夫君が瑞宝中綬章を受章されたことが報告されると共に祝意が述べられた。次に、昔の仲間が集まって語り合うクラス会は、集団精神療法の一つでもある回想法という治療に通じるものがあり、老人の脳を活性化して、認知症の予防にもなると言う。精神科医からの貴重なコメントであり、傘寿の多い出席者を十分に納得させるものであった。最後に、輸入間もないボージョレー・ヌーヴォーが各人の盃に充たされ、乾杯の音頭がとられた。少しアルコールが入ったところで、各人の挨拶と近況報告が始められた。
 多くの仲間は、社会的責任を担う第一線から退いているので、余裕のある老後生活を送っている印象を受けた。しかし、現役として診療に携わっている人は、患者さんと真剣に向き合っている姿勢を窺うことができた。医院をいつ閉めるかに苦慮していることもその現われである。精神科の十河勝正君は、研究論文を雑誌に投稿する準備中という。まさに、臨床医の鏡であると敬嘆した。外科の安齋雅夫君は、息子さんの手伝いをする傍ら、馬主として名馬を養っている。毎年配当が入るので、馬の方は引退できないという。この二人は前立腺癌で治療をされて来た。話の合間に、中枢神経系解剖学の講義を受けた三木成夫助教授の名前が出た。医歯大から、東京芸大教授になられ、その講義は芸大生を魅了したと仄聞している。当時、油気のない髪を手でかきあげて、熱心に講義をされた姿が彷彿としてきた。2時間のクラス会は再会を約して閉会となった。会の運営に尽力された佐藤達夫君に心からの謝意を表したい。

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開催日時 2016年11月27日(日)
会場 お茶の水医学会館9F「大会議室」
回生 医11回クラス会
報告者 三澤章吾(医11・昭38卒)

 医11回生クラス会は11月27日 お茶の水医学会館9階大会議室にて開催された。出席者は13名、同窓会から副理事長の廣川勝昱君(医12回生)が特別参加された。かってはホテルを会場にしていたが、同窓会館が設立されてからここ3年は会館を利用して十分に楽しんでいる。
 会は出席者の最年長である森 勇君の乾杯で始まり、次いで同級の佐藤達夫同窓会理事長から会館の利用状況や今後の有効利用計画などが説明されたが、かなり利用状況が良く会議室の予約が取りにくい程とのこと、嬉しいことである。
 出席者は13名と例年に比べてやや少なかったが、我々のクラスは45名であることからほぼ1/3の顔が揃ったことになる。残念なことには関東地区のみからの出席であり、年をとると遠方からは出かけにくいのかもしれない。
 過去の会では山登りや俳句、読書など趣味の話が多かったように記憶しているが、ほぼ全員がまもなく傘寿を迎える年になると、やはり臨床家として患者さんに向き合っていたい(北村、本村さん)とか、安齋君や堀内君のように後継者である子息を手伝うことに一生懸命である等の話が多く出た。また週数回診療を行っている者も多く、医師として患者さんに真剣に向き合う姿勢を若い世代に伝えてもらいたいものである。
 年と共に口が滑らかになったせいか、各人の近況報告だけで時間が一杯になってしまった。
一病息災の我々にとって、これからのクラス会の役割は、顔を互いに見ることに意義があるのではないか(?)と感じたクラス会であった。

参加者

後列左より:廣川副理事長、小野沢康輔、吉川康行、竹生田勝次、玉井洋一、三澤章吾、堀内裕郷
前列左より:安齋雅夫、佐藤達夫、北村美悳、大森健一、本村幸子、森勇、赤司興正

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開催日時 2015年11月8日
会場 お茶の水医学会館 9F「大会議室」
回生 医11回クラス会
報告者 大森健一(医11・昭38卒)

 昭和38年医科歯科大学医学部を卒業した11回生の我々は毎年1回集まっては楽しいひと時を過ごしている。一昨年秋に続いて、昨年秋もクラス会はお茶の水医学会館で行われた(平成27年11月8日)。実はこの会の幹事は引き続き長年にわたって、我々のクラスメートであり、東京医科歯科大学同窓会理事長でもある佐藤達夫先生が果たしてくださっている。ここで改めて「達ちゃん」(実は我々仲間では佐藤先生、佐藤君などという呼び名が使われることはなく、達ちゃんか達と呼ぶのが普通である。)に心から謝意を表したい。  
 会合では酒を飲みながら、全員一人、一人が挨拶、近 況を報告することになっている。まずは自分の体調、健康状態が、あるいは配偶者のそれが話題になることが多い。やれ心臓がどうだ、血圧がどうだ、前立腺がどう だ、PSA は、ヘモグロビンA1Cは、と話は尽きない。卒業して50年余、全員75歳以上の後期高齢者であればそれも当然かもしれない。 しかし医師である職業生活を縮小して、余暇の時間を楽しい趣味生活に使っている話も出てくる。本を読んだり、執筆したり、山登りをしたり、世界旅行をしたりとうらやましい話もでてくる。また、体調やその他の都合で参加できない仲間の話も、交流、付き合いの濃い友人が紹介してくれる。 以上のような時間を共有していると、みんなの頭に学 生時代の懐かしい思い出が浮かんでくるものらしい。「ほら、大学の門の前に待っていて、授業をさぼって第三講堂へ行ったよな」「第三講堂、ああ、雀荘か」「パチンコにも行ったな」「ほら、60年安保のとき、A君を探して警察署回りをしたこともあったよな」といった類である。すると仲間の顔が生き生きとしてくる。
 実は、集団精神療法の一つに「回想法」という技法がある。認知症などの高齢者が集まって昔話をすると、これが老人を活性化し、認知症の進行を遅らせるといわれている。我々のクラス会もまさにこれだと、しみじみ思ったわけである。「時が過ぎ行くにあらず、われら過ぎ行くなり、されどわれらが日々」という文言を聞いたことがあった。クラス会いつまでもやりたいなと、しみじみ思ったひと時であった。また会いましょう。

参加者

後列左より: 十河勝正、安田勝久、平賀聖悟、赤司興正、吉川康行、小野沢康輔、竹生田 勝次、玉井洋一、三澤章吾、柴田光一、堀内裕卿
前列左より: 森 勇、皿田敏明、北村美悳、佐藤達夫、大森健一、飯田 豊

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開催日時 2014年12月14日(日)
会場 お茶の水医学会館9階「大会議室」
回生 医11回クラス会
報告者 堀内裕卿(医11・昭38卒)

 平成26年12月14日に、医学部11回生のクラス会が、東京医科歯科大学・お茶の水医学会館で行われました。出席者は、赤司興正、安斎雅夫、大森健一、小野澤康輔、北村美悳、佐藤達夫、柴田光一、十河勝正、竹生田勝次、堀内裕卿、本村幸子、三沢章吾、森勇、安田勝久、吉川康行ご夫妻、皿田敏明、弘中哲治、村田久、(敬称略)の19名でした。また、来賓として7回生の青井礼子・同窓会副理事長にご出席いただきました。始めに佐藤君から同窓会館の出来上がるまでのいきさつについて話がありました。そのあと青井先生から、佐藤君が如何に多くの問題に耐え忍びこの会館完成に尽くしてきたかの説明があり、皆感動しました。一番若い人でも75歳ですから、出席した11回生の面々はよい好好爺や、かわいいお婆ちゃんになっていると読者の先生方は思われるかもしれません。しかし、入学の時こんなに個性が強く変わり者ばかりのクラスは初めてだと言われた集団です。普通は病気や薬の話で盛り上がるものですが、なんと皆現役で診療についての話ばかりです。 さらに十河君は学会で発表まで行う元気さです。皆さんの顔を見ると、老いても元気、ますますの御活躍が期待できそうです。

参加者

赤司興正、安斎雅夫、大森健一、小野澤康輔、北村美悳、佐藤達夫、柴田光一、十河勝正、竹生田勝次、堀内裕卿、本村幸子、三沢章吾、森 勇、安田勝久、吉川康行ご夫妻、皿田敏明、弘中哲治、村田 久

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開催日時 2013年10月20日
会場 山の上ホテル
回生 11回生合同クラス会(卒業50周年記念)
報告者 小野澤康輔(医11・昭38卒)

 通常ならば医学部単独で行う同期会も、今年は卒後50年目ということもあり、歯学部と合同で開くことになりました。
開催にあたって、医学科は佐藤達夫先生が代表となり、歯学部の佐藤先生と交渉してくださり、御茶ノ水の山の上ホテルで10月20日に合同同期会が行われました。
私達の多くは、千葉大学で2年間教養課程を共に過ごした仲間です。御茶ノ水の専門学部に来てからも、医学歯学の学生が一緒にクラブ活動を行ってきました。私は硬式テニス部、ESS(英会話)で日々の活動や、春夏の合宿で、一緒に練習したり試合をしたりしておりました。したがってたくさんの歯学部の方々と知り合っておりました。
 卒後50年となると、既に亡くなられたり、現在病気療養中であったりする方が多くなっております。歯学部の方でも同様かと思います。したがって医歯合同の集まりでも20人ほどの集まりになりました。医学部の方も歯学部の方も卒業と同時にそれぞれの専門分野に別れ、研究、教職、臨床へと進んで行きました。多くの人が華々しい活躍をされ、研究所の長、大学の教授、病院長になりました。今までは一同に会する機会にも恵まれませんでしたが、今日に至り再び昔と同じ役職のない身分となって、再会の機会を持ったことは良いものだと思いました。
 50年ぶりに皆様と会って楽しいひと時を過ごすことができました。

参加者

後列左より:小貫信一、大森健一、石橋克●、小野澤康輔、十河勝正、小松昭紀、大竹弘司、竹生田勝次、北野元生、佐藤達夫
前列左より:高橋文雄、田中陽二、堀内裕卿、本村幸子、佐藤達夫、浅野正樹、皿田敏明、森 勇、加藤久幸、宇野澤莞

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