同窓会活動のご案内

医28回生クラス会

開催日時 2025年10月26日(日)
回生 医28回生クラス会
報告者 石田孝雄(医28・昭55卒)

 さる10月26日に旧東京医科歯科大学28回生の同窓会が開催されました。卒後45年の幾星霜を経て、39人の同期生が再会しました。卒業生の半分が集まったことになります。実は5年前にも企画されていたのですが、コロナ騒ぎで同窓会開催がやむなく中止になったいきさつがあります。東京科学大学の設立に多大なる貢献をされた同窓の田中雄二郎君の学長就任のお祝いを兼ねて、遅くはなりましたが、今回の同窓会の開催に至りました。冒頭、田中君から東京科学大学についての設立と現況のご報告をいただきました。日本のみならず世界に冠たる理系総合大学をめざし、日々、学生・教職員が不乱に励んでいる由をお聞きし、さらなる母校の発展を確信しました。
 卒後、研究に一身を捧げ励んだ者、日々臨床に汗を流した者、あるいは教育、行政に貢献した者、それぞれ立ち位置は違えど、集まった各人の顔には、医学・医療を生業として過ごしてきた自負と自信に裏付けられた安堵感が感じられました。
 すでに古希を迎え、白髪と皺が目立ち、中には背中の曲がった初老のひとがいて、最初は「おまえ、誰?」といい出しそうになりましたが、少し話せば、声としゃべり方には全く変わりなく、名乗らなくても「ああ、○○か、久しぶり。元気か!」すぐにあの頃に戻って思い出させるのが、6年間一緒に学んだ同期生の強みです。まさに、「朋あり遠方より来たる、また愉しからず哉」の言葉どおり、志を同じくしてきた者どうしの再開となりました。歓談の中、今回の目玉の一つであるタイから参加してくれたティーラウッ・クーハプレマ君(元タイ国立がんセンター総長)の話がありました。タイからの留学生で6年間蛍窓をともにした懐かしさがこみ上げ、会は最高潮に達しました。わざわざ、タイから持参していただいたTMDUロゴ入りのCapをプレゼントしていただき皆ご満悦でした。入学早々、体力の低下したひ弱な「医学生の卵」を締めあげた「里見公園ランニング」、時間が間に合わず剖出のために夜中まで続けたハード解剖、やっとここまでたどり着いたぞ感激の重五郎教授「内科総論」、など話は50年前にまで遡り愉しい時間を送ることができました。5年後は卒後50周年、その時には齢八十を超える猛者もおり、再会を誓いながら笑顔で散会しました。

参加者

50音順(敬称略)
石田孝雄、伊藤 宏、伊藤千鶴、伊藤雅史、江川直人、久保善朗、鬼頭清裕、清松瑶一郎、久保田耕造、河野道広、斉藤泰則、斉藤泰則、相良哲朗、七里真義、鈴木秀典、田中雄二郎、辻林 隆、ティーラウ、寺本研一、永井完侍、長江光芳、延澤 進、畑 裕子、原田宏美、平田りえ、福井俊哉、町山るり子、松倉充人、松島英介、松永祐治、丸山道生、村上三郎、元雄良治、本橋 豊、本橋伸高、山田正仁、吉沢正文、渡部誠一

前のページへ